プロフェッショナルが集結

名古屋ハートセンターには、総合病院並みの最先端医療技術を極めながら、
全スタッフが一丸となって連携できる専門病院ならではの魅力があります。
治療を迅速にサポート

名古屋ハートセンターは、24時間365日心臓治療における救命救急体制をとっており、安全で迅速な対応が求められます。
一刻の猶予もない救命・急性期の患者さまの治療にあたる時はもちろん、手術からリハビリテーションまで、専門病院ならではのきめ細やかな連携によって、スピード感のあるチーム医療を可能にしています。それを可能にするのは、循環器内科、心臓血管外科、麻酔科の医師をはじめ、看護師、放射線技師、臨床工学技士、薬剤師、理学療法士、管理栄養士などのさまざまな分野のプロフェッショナル達です。特に、医師が行う治療を迅速にサポートする診療看護師が、医師と各分野のパラメディカルスタッフとの橋渡し役を担っています。
豊富な実績をもつ第一線の医療人がそれぞれ切磋琢磨し、情報を共有することで、最高水準の循環器医療を実現しています。

HCUから病棟へケアを繋ぐ

当院は、心疾患における高度救命救急として24時間患者さまの受け入れを行っています。長い人生の中で入院というイベントはわずかな日数かもしれませんが、心疾患を抱える患者さまにとっては、今後の人生観に大きく影響を及ぼす日々となります。
患者さまの抱えている病気や健康問題は突然の発症を除きグラデーションのように経過していきます。HCUから病棟へと、治療の場が変化しても患者さまの意向が尊重されるよう、『看護のバトン』をつなぐことを意識しながら業務にあっています。
また、生命を繋ぐことはもちろんですが、『生活を繋ぐ』ことが重要と考え、急性期からQOLの向上・早期退院を目指し日々の看護ケアを提供しています。

病院から在宅へとケアを繋ぐ

循環器疾患を抱える患者は、急激あるいは慢性的に身体的変化が生じ、今までの生活環境では入退院を繰り返す可能性が高いという特徴があります。そのため、患者さまやそのご家族は、疾患に合わせた生活環境の再編が必要となり、今後の生活や人生に不安を抱えることも少なくありません。また、急性期病院では在院日数が短縮傾向であることや高齢化などの社会問題で、地域の医療従事福祉者と迅速な連携が求められています。
そこで我々は、患者さまが住み慣れた地域へ安心して帰るため、入院前や入院中に退院後の療養生活を見据え、患者さまの望む生活や思いを中心に退院後も切れ目のないプロフェッショナルなケアを目指しています。
そのため、患者さまやそのご家族が望む生活を医療で支えるという目標を掲げ、地域の医療福祉従事者と顔の見える関係構築や多職種で連携し、病院から在宅へとケアを繋いでいます。

タイムリーなケアの提供

当院では、日々、多くのカテーテル治療や手術を行っています。患者さまの状態が刻一刻と変化するため、適切な病態の評価や、病態に応じた迅速な対応が常に求められる現場です。
当院には、専門的知識や技術を有するパラメディカルスタッフが、医師と協働し積極的にタスクシフト・タスクシェアしながら高度医療を支えています。そのため、医療チームの一員である私たち看護師は、高度な医療技術の提供や、タイムリーなケアを提供し患者さまの苦痛を軽減できるように、自己研鑽を積んでいます。

チームで地域と連携

下肢虚血の患者さまは、糖尿病性腎症による維持透析、または高齢の患者さまが大半を占めます。下肢に創傷がある場合は、入院中に治癒まで至るのは難しく、施設への転院などで自宅に帰れるまで時間を要します。また、感染を併発すると足趾切断のリスクが高まります。自宅で療養でき、かつ足を守るためには、地域の医療機関との協働が必須であり、当院では、フットケア地域連携パスという情報ツールを使用しています。
このツールを使用することで、透析看護師や、訪問看護師など、地域の医療機関と情報を共有し、統一した創処置を患者さまへ提供することができます。また、医療者の眼が入ることで、異常の早期発見、早期治療にも繋がります。地域と連携することで現在までたくさんの救肢に繋がっています。今後は、勉強会などを通して顔が見える関係作りをし、「足のことはここに相談してみよう」と地域から頼られるチームを目指しています。

HEARTY NURSING

チームの一員として、生命の根幹をやさしくみつめる
看護部理念
「温かさ」「優しさ」「安心」「安全」の看護を目指します。
患者さまの救命のために惜しみない努力と心を尽くした看護を提供いたします。
基本方針
1 温かいまなざしと笑顔を絶やしません。
2 愛する人に置き換えて心を結びます。
3 安全で正確・迅速・最善の看護を追求します。
4 「わざ」を磨き、日々学ぶ姿勢を持ち続けます
看護部長の挨拶
循環器看護は、命と暮らしをまもる仕事
 ハートセンターの使命は、循環器疾患を抱えた患者様の命と暮らしを守る事です。その為に、私たちハートセンター看護師の責務は大きく分けて2つあります。1つは、病気の回復を目指し医師らと共に患者様の治療にあたる事です。そしてもう1つの重要な役目は、患者様自身の生活を守る事です。患者様一人ひとりには、とても大切な『生活』があります。それらは、多種多様でありかけがえのないものです。
我々は、患者様の『自分らしく生きる』を全力で支えたいと思っています。命と向き合い頑張っている患者様の、一番近くで、想いに寄り添い、お話に耳を傾け、命と暮らしを守るという事に、まっすぐに、取り組んで参ります。
今までの病院や、医療、看護の枠にとらわれず、一緒に看護を創造していきましょう。

看護部長 中嶋武広